道の駅「あぐり窪川」の豚まん。おいしさの秘密に迫ります。
みなさんこんにちは。暑い日が続いていますね。しっかり水分補給をして熱中症に注意してください。
久しぶりに「あぐり窪川」で人気の豚まんをいただきました。夏に食べてもやっぱりうまい!
ということで、今日は豚まん人気の秘密に迫ります。
窪川の仁井田米
豚まんの話をする前にまずはお米の話。
高知県高岡郡四万十町の旧窪川地区は山々に囲まれた高南台地にあります。昼夜の温度差が大きく、おいしいお米を作るのには好条件です。また、町内には日本最後の清流として名高い四万十川が流れています。美しい水もまたおいしいお米を作るのにはかかせません。
「仁井田米」といえばもはや高知県のみならず全国的においしい米として認識されています。全国米・食味分析鑑定コンクールをはじめ、過去に何度も品評会で賞を取っています。美しい自然に囲まれて育った仁井田米は、甘い香りが特徴の安全でおいしいお米です。
あぐり窪川の店内には仁井田米コーナーが常設されています。仁井田米でつくった米粉パンも人気の商品です。
そんなおいしいお米を食べて育った豚がいるのをご存じですか?
四万十ポーク 米豚
四万十町はお米のまちとして知られていると同時に、養豚のまちでもあります。四万十町の養豚のプロがあつまった「窪川養豚協会」では配合飼料の統一など長年品質の向上に取り組んできました。そして平成22年、地域のブランド米「仁井田米」とのコラボで生まれたのが「四万十ポーク 米豚」です。仁井田米をたべて育った豚は脂肪に甘みと香りがあり肉質も非常に柔らかくなります。また、赤身の中の脂肪が交雑が豊富(いわゆる霜降り!)でまたたく間に評判になりました。
あぐり窪川店内のレストラン「風人」です。
道の駅開業20周年の特別メニューです。
四万十ポークを丸ごと味わえる「四万十ポークまるごと膳」は県内メディアにも紹介されています。
デュロックファーム
もうひとつの豚肉は、デュロックファームの四万十ポークです。
デュロックファームというのは四万十町にある農業組合法人で、豚の生産から加工、販売に至るまですべてをこなすいわば豚肉のスペシャリストです。デュロックファームファームで育てられた豚肉はとにかく甘くてジューシー。
デュロックファームの美味しさの秘密はなんと言ってもエサにあります。厳選された原料で作られた液状飼料で豚を育てます。その日の体調によってえさを変えるこだわりぶりで、甘みのある肉に育て上げます。
もう一つの特徴は新鮮さ。農場にいる豚が私たち消費者に届くまでわずかに5日。その間一度も冷凍していないので、新鮮でジューシーな豚肉を味わうことができます。
四万十町内にあるデュロックファームの直営店「デュロックランド」では新鮮な豚肉はもちろん、ハムやベーコンの加工品も販売しています。ソーセージはわが家の子供たちにも大人気です。
こだわりの豚まん
あぐり窪川の敷地内にある自社加工場では豚肉の加工作業が行われています。使用する豚肉は2種類。もちろん窪川養豚協会の「四万十ポーク 米豚」とデュロックファームの「四万十ポーク」です。仕入れた生肉をミンチにして、独自にブレンドするというこだわりには頭が下がる思いです。
少し大きめにミンチした豚肉がたっぷり入っていて、豚肉のうまみを十分に味わうことができます。豚肉の甘みを引き立てるのは高知県産のタケノコとたまねぎ。どちらも豚肉との相性は抜群で、タケノコの食感は豚まんのいいアクセントになっています。あふれる肉汁が至極の一品です。
具だくさんの肉まん、ひとつ200円です。
コンビニなどで売られている一般的な豚まんよりかなり大きめでお得感があります。
「具だくさん」の言葉に偽りはありません。おいしい豚肉を存分に堪能できます。
外は真夏。セミがミンミン鳴く中で豚まんを食べました。
当然、味は最高。他にも豚まんを購入される方が多く、夏でも人気商品のようです。
最後に
あぐり窪川の豚まんは四万十町の美しい自然の中で育った四万十ポークを使用しているから独特の甘みと、ジューシーさをあわせもっているのです。
高知県内のコンビニなどでも販売されていますが、あぐり窪川で買った豚まんは特においしく感じます。
あぐり窪川は地元野菜の販売なども充実しているので、ぜひ一度訪れることをオススメします。