水上アクティビティーの新定番として注目の「SUP」をご存じですか？

「SUP」とは「Stand Up Paddleboard」の略。その名の通り、ボードの上に立って、パドルを漕ぐことで水上を進むアクティビティーです。

近年その人気は急騰し、多くの施設で「SUP」を体験することが可能になりました。

香南市マリンスポーツセンター

今回は高知県香南市夜須町にある香南市マリンスポーツセンターを利用しました。

香南市マリンスポーツセンターはNPO法人YASU海の駅クラブのよって運営されています。

年会費５，０００円で会員になると施設内の道具を格安で利用することができます。

写真の2階が事務所です。

一階にはカヌー庫の他、トイレやシャワーがあります。今回使用するSUPのボードもカヌー庫の中にあります。

道具類は数に限りがあるので要予約。

ヨット艇庫。

青い空と青い海によく映えます。２回には海面総ガラス張りの会議室があるようです。

SUPボード

今回使用するのはハードボードタイプ。

大きく幅広で安定感があります。

思った以上に大きく重いので海岸まで運ぶのに苦労しました。

専用の台車にのせて引っ張るように移動させます。

空気を入れて膨らませて使用するインフレータブルタイプというボードもあります。

装備を整えて海へ

今回の服装は海水パンツにTシャツ。それに幅広の帽子。

１０月初めの日曜日、暦の上ではすっかり秋ですが高知県にはまだ夏の日差しが残っています。

海の上は照り返しなどもあり、日焼け対策は必須です。

真夏はUVカットの機能が付いたラッシュガードが必要になると思います。

冬場は保温性のあるウェットスーツを着用するようです。

忘れていけないのがライフジャケット。

香南市マリンスポーツセンターではSUPボードと一緒に借りることができます。

スマホは防水機能がついていますが、念のため防水ケースに入れて首からぶら下げるようにしました。

足元はマリンシューズを着用。

はだしでも構わないと思いますが、最近は水のレジャーの際はマリンシューズを着用するようにしています。

ケガのことを考えると安心で手放せなくなりました。

今日の海の様子。

見渡す限りの快晴です。風は微風、波はほぼナシの絶好のSUP日和。

沖の方には複数のヨットが確認できます。

準備ができたら海へレッツゴー！！

はじめは座った状態で

はじめてのSUP。

はじめはおそるおそる座ったまんまパドリング。

海に出てみると、沖から岸に向かって風が吹いているのがわかります。

何もしなくても岸に帰りつけるので初心者には安心な風。

ときおり手や足を海につけてみます。冷たくて気持ちイイ。

立ち上がってパドリング

座ってパドリングは問題なくできました。

「あれ？これ普通に立てるんじゃない？」と思った感覚は正しかったようです。

はじめて立ち上がった時から、特にバランスに不安などはありませんでした。

ただ、まっすぐ進むのに少し戸惑います。また、ゆっくりでしか進めません。

視線は進行方向を見ることが大切です。ついついボードの先端に目を落としがちですが、意識して遠くを見るようにするといいようです。

体の片側だけでパドルを漕ぐと、当然のように曲がっていきます。

ですから、はじめのうちは右で2回漕いだら左で2回漕ぐといった感じでやっていたのですが、どうもそれだけではないようです。

片側だけで漕いでもまっすく進む漕ぎ方があるようです。それは今後の課題ですね。

また、思ったようにスピードが出ません。風に逆らって進もうと思うと、ほとんど進んでいるのか止まっているのかわからない状態です。

体幹を使ってパドルに体重を乗せる感覚、パドルの入水角度など色々試していると徐々に感覚はつかめてきますが、思ってた以上に奥が深いです。

SUPでヨガ

SUPの楽しみの一つに水上でのヨガがあります。

少しチャレンジしてみました。

ここだけの話ですが、私はロードバイクやスノーボードのなどのスポーツをたしなんでおり、体幹には少し自信がありました。

で、実際にやってみた結果・・・

あまりの難しさに愕然としました。

体幹への負担がハンパじゃない。

早々にヨガ（らしきこと）は切り上げ、ここぞとばかりに水上で体幹トレーニングを行いました。

みなさん、体幹トレーニングをするならSUPがおススメです。

外海に出ます

実はここまでのSUPは防波堤の内側での話です。

気が付いたらヨットの団体もいなくなったようなので、防波堤の外側、外海に出てみることにしました。

防波堤と防波堤のあいだをすり抜けて外海を目指します。

オーマイゴッド！！

たいした波でもないのに、ボードが跳ねるような感覚になり立っているのがやっとです。

ひょっとしてSUPって簡単かも？と一瞬でも思った自分を恥じました。

いやー難しい。でも難しいから楽しいですね。

最後に

おおよそ2時間、休憩もなくSUPを楽しみました。

あっという間の時間でした。

陸に上がると全身から疲れがどっと出ます。

砂浜のタープでは焼き肉をする家族。そういえば昼ご飯を食べるのも忘れてSUPに熱中していました。

貸していただいたSUPボードとパドル、ライフジャケットは水道水で洗い流して返却します。

シャワーの利用料は200円。

あー腹減った。

ラーメンと焼肉の壮絶な葛藤でしたが、砂浜家族の後押しもあり焼肉に軍配が上がりました。

施設の詳細については香南市マリンスポーツセンター・YASU海の駅クラブのホームページを参考にしてください。