防寒対策大丈夫?【ゆとりすとパークおおとよ】で初めての冬キャンプ
今日は初めての冬キャンプ。
目指すは高知県大豊町にある「ゆとりすとパークおおとよ」。
「ゆとりすとパークおおとよ」は花と芝生が印象的な自然豊かな公園です。
園内にはアスレチックやローラー滑り台など、子供たちが楽しめる遊具があります。
他にもレストランや売店、クラフト体験施設などがあり、春から秋にかけて家族連れでにぎわいます。
ゆとりすとパークおおとよは強い風が吹くことでも知られており、周辺には巨大風力発電機が立ち並んでいます。
12月初めから3月末頃まで冬季休園となりますが、テントサイト、コテージは通年の営業になります。
ゆとりすとパークの風
午前中に所用があったため、自宅のある高知市から高速道路でゆとりすとパークへ向かいます。
時間にしておよそ1時間30分。下道の国道32号でも大差ないようです。
天気予報によると、この日の大豊町の天気は曇り、最低気温は3℃で風速1メートルとのこと。
ゆとりすとパークおおとよは標高750メートルの山の上にあるのでさらに厳しい条件が予想されます。
午後3時、ゆとりすとパークに到着しました。
一般駐車場を車でさらに上がると、緑の屋根が見えてきました。
管理棟です。
管理棟売店の営業時間は
【7時から9時】
【17時から21時】となっています。
寒さ対策として、ふもとのホームセンターで薪を大量に買い込んできましたが、管理棟の売店は薪1㎏100円。
ここで買う方がお得でした・・・
さっそくテント設営を始めますが、想像以上に風が強い。
長めのペグでしっかりとペグダウンしていきます。
テントの設営を終えたころにはすっかり太陽も傾き、西の空が赤みをおびてきました。
この時間から急激に気温が下がり始めます。
短い時間でしたがきれいな夕焼けを見ることができました。
けっきょく強い風は最後まで止むことはありませんでした。
とくに夜中は、木々の間を通る風がまるで大波のような音を立てて辺りに響き渡ります。
ときおりテントが大きく揺れました。
次男はテントが飛んでしまうのではと少し不安だったようです。
テントサイトの設備
ここでちょっと設備を紹介。
テントサイトは約40区画。そのうち10区画がペット同伴可となっています。
各サイトには流し台とバーベキュー炉、100ボルト電源がついています。
延長コードは管理棟で貸してくれました。
サニタリー棟です。
掃除が行き届いていて清潔でした。
コインランドリー、シャワー完備。
洋式トイレの便座があたたかかったのがうれしかったです・・・
こちらは炊事棟。
利用している人はいませんでした。
そうそう、この日のテントサイト利用客は私たち家族の他に3組。
県外から来られている人もいました。
テントサイトのさらに奥にコテージが並んでいます。
けっこう車が止まっていて、利用率は高そうでした。
食事であたたまる
今日のメイン料理、トマト鍋です。
気温が低く、風が強いのでなかなか沸きませんでした。
日が暮れたころから気温は氷点下に。
スキー用のアンダーウェアを着込んで寒さをしのぎます。
下はユニクロのヒートテックタイツ。
さらに、もふもふの靴下を着用しました。
その頃テントの中では・・・
カセットコンロのうえで蒸し鍋が大活躍。
蒸しパンができました。
さっそくいただきます。
ふわふわ。
ゆずの香りが効いておいしい~
そして、あったかい~
次は茶わん蒸しです。
これまた、あったまる~
銀杏サイコー。
そうこうしている間に、トマト鍋にチーズが投入されました。
トマト鍋の完成です。
大満足の一品でした。
ちなみにトマト鍋は翌日にはトマトカレーに生まれ変わりました。
それにしても寒い。
奥さんはカイロをお腹と腰に忍ばせていました。
これで芯まであったまると、ご満悦。
私もマネしてお腹と腰にカイロを貼り付けましたが、局部的に熱くなる感じがどうも苦手。
けっきょく足先が冷えるので靴の中にカイロを入れました。
もふもふ靴下は期待外れでした。
でも、靴の中がごわごわして妙に落ち着きません。
後で調べるとこんなにいいものがありました。
さっそく購入。
結局こうなりました。
家で使用しているファンヒーター。
キャンプらしからぬアイテムに、敗北感を抑えきれませんが・・・
テントの中をおよそ10℃に保つことができました。
すきま風が入って来るので一酸化炭素中毒の心配はなさそうに思いました。
必ず安全ということではありませんので使用するときにはご注意を。
ファンタがこおる事案が発生。
子供は嬉しそうにかじりついていますが、見ているだけで寒い・・・
これだけ寒いのを我慢してキャンプに来たのはきれいな星を見ることが目的だったのですが・・・
雲が多くて、なかなか星が見えません。
たまに雲が晴れても、月が明るすぎて思ったほどの星空は見ることができませんでした。
残念。
夜は寝袋にもぐりこんで就寝。
決して高級品ではありませんが、じゅうぶん温かく快適に眠ることができました。
(風の音で何度も目を覚ましましたが・・・)
四国の山々
翌朝、快晴。
風は依然として強く、気温もおそらく氷点下。
それでも子供たちと走り回って最高に気持ちいい朝です。
四国の山々。
実物と写真を見比べることができます。
ふむふむ、なるほど。
ちなみに前方に見える白い棒は工事中の風力発電機です。
360度、見渡す限り山、山、山。
空気が澄んで視界良好。
青い空も、冷たい風も、ほんとにもう「爽快!」って感じです。
冒険気分で山の上の風力発電機を目指しました。
行き止まりでした。残念。
最後に
今回のキャンプ、一番の反省点は耳あてを持ってこなかったことです。
とにかく耳が冷たかった。
そして耳の冷たさに対してなす術がありませんでした。
今回のキャンプでは石油ファンヒーターを使用しましたが、武骨な薪ストーブなどがあればさらに良かったですね。
焚き火で暖をとる予定で薪をたくさん買い込みましたが、少ししか使いませんでした。
顏や体の表面は熱くなりますが、体の芯が温まらないような感じ・・・
ちょっと思っていたのと違いました。
けっきょくテントの中で過ごす時間が長くなってしまいました。
明け方のテント。
密かに石油ファンヒーターがフル稼働しています。
テントの中ではトマトカレーによる朝食の儀が厳かに行われています。
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総じて、初めての冬キャンプは満足のうちに終わりました。
冬の朝がいかに爽快かということを思い出すことができた、良いキャンプでした。