ロードバイク走行日誌【WON’T BE LONG】
3月に入って全国的にすっかり春の陽気。
テレビでは桜の開花宣言のニュースもチラホラ。
一方、梅はピークを少し過ぎましたが、まだまだ見ごろ。
今日はロードバイクで高知県の梅の名所「嫁石の梅」を目指す予定です。
まずは鏡川へ
海の近くにある自宅をスタート。
鏡川を目指して、まずは少し登ります。
標高100メートルほどの治国谷(ぢごくだに)を超えていきます。
高知の子供達からは地獄谷として恐れられていますが、なんてことはない。
普通の小山で高知市の西部の町並みを一望できます。
治国谷を超えたらすぐ鏡川です。
鏡川は高知市の中心部を流れる2級河川。
四万十川や仁淀川には多少見劣りしますが、とてもキレイで皆に愛されている川です。
ジョギングや自転車を楽しむ人も多いです。
「嫁石の梅」を目指して鏡川の上流を目指します。
鏡川沿いの県道6号。
高知自動車道の陸橋までくると、すっかり田舎の風景です。
ここであらかじめ言っておきますが、今日は「嫁石の梅」にはたどり着けませんでした。
まだ見ぬ集落を求めて
ちょっと寄り道です。
県道6号を左折。
名もなき橋を渡って、ヒルクライム。あらかじめ地図で確認していた去坂(さるさか)集落を目指します。
平均斜度は6%くらい。
周りの雰囲気や景色を楽しみながらゆっくり登ります。
少し景色が開けました。
天気が良く、空気も澄んでいます。
今日は花粉も少ないようです。
まだまだ登ります。
去坂に到着。標高は220メートルくらい。
写真じゃ少し解りにくいですが、とても開放感のあるいい集落でした。
下りは少し路面悪し。
日影が多く肌寒いくらいです。ダウンヒルジャケットもってくりゃ良かったと少し後悔。
寄り道は続く
去坂集落から下ってくると、見慣れた場所に降りてきました。
県道33号、畑川水泳場。
水泳場ってなに?というあなた。
上の写真が水泳場です。ほぼほぼ川といって差し支えないでしょう。
夏場は子供たちが泳ぐので水泳場の名前がついています。
むむむ。
ここから平家の滝までは2.8キロか・・・
そういえば・・・
平家の滝の少し奥に景色の良い公園があるとのうわさを思い出しました。
「嫁石の梅」とは反対方向ですが、ちょっと行ってみることにしました。
5%ほどの登りが続きます。景色は良し。
赤い鉄橋から少しわきに入ると平家の滝です。
今日は滝をスルーして先に進みます。
ここから先はまだ見ぬ未知の領域です。
さらに先へ
赤い鉄橋を超えて少し行くと酒屋さんがありました。
ただ、人の気配は全くなし。
何かエネルギーになるものを補給しようと思いましたが、妙に怖くなってスルーしました。
そろそろ公園が見えてもいい頃なのにと思いながらペダルを回しますが、一向に何もありません。
Google mapで確認しようとしましたが、電波ゼロ。役立たずめ。
さらに不安になりながら進んでいくとようやく看板が見えました。
畑野森林公園4.5キロ。
え?
思ってたより遠い・・・
でもまあ、道がきれいなのと斜度がそれほどきつくなさそうなので、頑張って行ってみることにしました。
道はこんな感じ。
横矢ヲリヲ
しばらく進むと小さな集落が見えてきました。
茶畑と棚田の小さな集落。
看板がありました。
集落の名前は「横矢ヲリヲ」。そんな名前ある?
畑野森林公園まではあと3.1キロです。
畑野森林公園
横矢ヲリヲからは10%くらいの急坂。
名もなきヘアピンカーブ①
名もなきヘアピンカーブ②
親切な案内標識・・・が折れてます。
何だか不吉な予感。
さらには通行止めの看板。
公園にたどり着けるのかどうか不安でしたが、ここまで来たので戻るわけにもいきません。
10%越えの激坂を気合で進みます。
で、
いきなり到着しました。
小さな東屋と防水池、それにトイレ。
景色がきれいかどうかよくわかりませんでした。
山しか見えないので・・・
高知市旧鏡村の焼野森林公園。
必死にここまで登って来たけど、特にやることないのでとりあえず昼寝。
あと、ヤッホーと叫んでみたり。 pic.twitter.com/A7ZxWifrtb— マサキナ (@exBdpbZIvbqkP1t) March 14, 2021
最後に
帰りの道中、横矢ヲリヲを一望できるスポットを見つけました。
とてもキレイで、とても雰囲気のいい集落でした。
それにしても横矢ヲリヲって・・・
ヲリヲ・・・
この名前にどんな由来があるのかと思いを巡らせます。
ヲリヲ、ヲリヲ
ヲリヲリヲリヲ、ヤリヤリヤリヤ。
あー駄目だ。バブルガムが頭から離れない。
鏡ダム付近まで下ってきました。
左折すれば「嫁石の梅」ですが、今日はやめにします。
十分満足のいくライドができましたから。
梅はこれで我慢します。
ヲリヲリヲリヲ。ヤリヤリヤリヤ。
距離約70キロ、獲得標高1300メートルのライドでした。