ロードバイクで高知のダムを巡る(後編)最後のカーブ!

高知県内三カ所のダムを巡るライド。その後編です。

今日のルート

鏡ダム、早明浦ダム、穴内ダムを周遊するコース。

難所は二つの長い登り。

ひとつ目は高知市土佐山から土佐町へ抜けるふるさと林道工石線、通称「ゾンコラン」。

ふたつ目は本山町から香美市の穴内ダムへ抜ける上穴内本山線。

走行距離は約125キロ、獲得標高約3000メートルです。

早明浦ダム

工石山のトンネルをこえると土佐町に入ります。

夏っぽい空と棚田の中、風を切って下っていきます。

高知の平野部ではすでに稲刈りは終わっていますが、山間部ではまだ青い稲を見ることができます。

国道439号まで降りてきました。

場所によっては「酷道ヨサク(439)」と言われたりもしますが、

この辺りは非常に走りやすい道です。

ここまで来たら早明浦ダムは目と鼻の先。

道路標識に従って少し北上すればすぐに到着。早明浦ダムです。

ダム湖周囲の道路は非常にきれいに整備されており、

サイクリングには最適です。

眺めも最高。

少し涼やかな風もまた最高です。

吉延の棚田

早明浦ダムから国道に戻ると、いつの間にか本山町に入っていました。

本山町で大きいモンベルを発見。

「モンベルアウトドアビレッジ本山」です。

モンベルのショップはもちろん、コテージなどの宿泊施設やレストランがあります。

吉野川がモンベルのすぐ目の前を流れます。

多くのモンベル人が川のレジャーを楽しんでいました。

モンベルからほどなくして、本日ふたつ目の難関「上穴内本山線」に突入です。

前半は棚田ゾーン。

看板には「吉延の棚田」と書かれています。

展望台がありました。

ここから、話題の田んぼアートが見られるというので登ってみます。

内緒ですが、階段を上る足がプルプル震えていました。

ゾンコランで負ったダメージが思っている以上に大きいようです。

田んぼアート。

トンボと・・・、クリボー???

会いたかった場所はこの上、ってなんのこっちゃ。

おそらく展望スポットがあると思われます。

その他にも、おもてなし感満載の「吉延の棚田」。

みなさんも是非。なんだか心温まる絶景です。

最後のカーブ

上穴内本山線の後半はいかにもって感じの林道です。

真上から刺す日差しが、容赦なく残りわずかな体力を奪っていきます。

それでも無心にペダルを回します。

いくつも山を経験すると、

「あのカーブを越えたら峠のピーク」という「最後のカーブ」がわかるようになってきます。

周りの風景や、わずかに変化する空気の流れ、肌を撫でる風の冷たさなど、

様々な感覚が身体に刻み込まれているのでしょう。

極限まで集中した状態で突如、直感的に「あ、あれが最後のカーブだ」とわかるのです。

・・・

しかしその直感はあくまで希望的観測であり98%の確率で外れます。

ひどいときには「最後のカーブ」の後、数キロにわたって登りが続くことがあります。

その間、幾度となく「最後のカーブ」が現れ、精神的に参ります。

「終わりのない登り坂はない」という格言すら、疑わしくなります。

今日は久しぶりに精神的にきついライドでした。

(今振り返ってみると、楽しいライドだったような気がするから不思議)

ほぼ滝と言っても過言ではない沢が出現。

ゴーゴーと音を立てて流れ落ちる水、すごい迫力でした。

ピークです。

最高に気持ちのいいピークでした。

後は下るだけ。

とても澄んだ空でした。

穴内ダム

坂を下りきったところが穴内ダムです。

印象的だった赤い橋。

バス釣りをしている人が数名。

予想以上に大きなダムでした。

記念撮影。

鏡ダムと早明浦ダムでもちゃんと記念撮影しておけばよかったと今更ながらに思います。

最後に

穴内ダムを超えると国道32号です。

交通量少し多め。

根曳峠を下ります。

南国市まで下ってきました。

印象的な空。

後は自宅までほぼ平坦です。

海まで来たらわが家はもうすぐ。

 

今日の高知の最高気温は35℃。

熱中症に注意しながらのライドでした。

水分補給と休憩。ほぼ計画通りにライドを終えることができました。

ただ、ブヨに噛まれたことだけが想定外でした・・・

 

ライド前半の記事はこちら

ロードバイクで高知のダムを巡る(前編)怒涛のゾンコラン!


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